皆さん、お祭りは大好きですか?日本でも大盛り上がりのお祭りが多いですよね!
セブでは毎年1月の第3週日曜日にフィリピン最大のお祭りであるシヌログ・フェスティバル(Sinulog Festival)が行われるという事をご存知だったでしょうか?
フィリピン最大という事もあり、セブでは誰もが見逃せないイベントになっています。今年は1月20日に予定されるイベントですが、セブにいる方や、まだこのお祭りに行ったことがない方は、是非行ってみる事をオススメしますよ!
そんな人気のあるお祭りなのですが、何が特別でなんでそれ程セブの人たちはシヌログ祭りを楽しみにしているのでしょうか?歴史やルーツ、そして現在のシヌログについて調べて見たので、ぜひチェックして見てください!
セブシティーのダウンタウンのコロン通りの近くには、有名な観光地である、マゼランクロスがあります。
マゼランクロスはその名前の通り初の世界一周を果たすことができたフェルディナンド・マゼランが1521年にフィリピンにキリスト教を伝えるために建てた十字架です。
キリスト教を伝える際にも伝わったのが幼少キリストである、サントニーニョ。
このサントニーニョの像が当時セブを収めていた国の女王であるフアナ女王(Queen Juana)に贈呈されました。宗教が無かったその時のセブの人たちの多くの人たちが信仰を行い、フアナ女王がそのサントニーニョの像を持って踊り始めて、他の人たちもそれに合わせて踊り始めたというのがルーツだと言われています。
しばらくまでは大々的なイベントではなく、伝統として伝えられていましたが、セブの州政府のプロモーションにより、今のように活気のあるお祭りとして変わって行ったのが1980年なのです。
お祭りは幼少キリストであるサントニーニョを9日間教会などで祈ったり崇拝したりしますが、一番盛り上がるのが、最終日である9日目。
9日にはシヌログ祭りの一番の見どころである、シヌロググランドパレードが開催されます。マンゴーアベニューやフエンテオスメニアのメインストリートが閉鎖され多くのダンスグループがシヌログダンスを行うのです。
元々、シヌログはSulog(スログ)という単語から来ており、「今の動きをま
まるで水の流れの動きの様に(Like a water current movement)」という意味を持っています。
シヌログ祭りで多くのダンスグループが一つの音楽に合わせて似たような動きでダンスをしていまあす。そのダンスには2歩前進、1歩後進といった前後の動きをドラムの音に合わせて踊っています。
このユニークの動きはその「今の動きをまるで水の流れの動きの様に」のテーマに沿ってダンスをしており、モチーフとなったパヒナ川(Pahina river)からきているそうです。
シヌログ祭りの現在はセブ島でも誇りに思えるフィリピン最大のお祭りとして成長して行きました。セブ島にある数多くの会社や団体がパレードに使われるフロート制作したり、各市町村のグループや学校、ダンスグループがカラフルなコスチュームに身を包みシヌログダンスを行っています。
広告が最近目立っていますが、シヌログ祭りの本来の意味を忘れない他、パレードで使われるフロートやコスチュームのレベルやクリエーティビティのレベルが年々上がってきています。
午後12時あたりからパレードが始まり、ダンスグループはダンスのパフォーマンスそして審査会場であるアベリアナ・スポーツコンプレックスで各ダンスグループ同士が競い合います。
パレードを見にくる観客はセブシティーにいる人口が一斉に集まるほど、とても賑わうフェスティバルとなり、夜になると花火や、マンゴーアベニューにあるバーでは多くの人たちがアルコールで夜を楽しむ、路上パーティに変わります。
セブの人たちはシヌログ祭りがとても盛り上がるイベントという事をよく知っているので、フェスティバルに参加しない人は居ないくらい重要なイベントになっているのです。
フィリピンや国外からの観光客もこのフィリピン最大のお祭りであるシヌログ祭りを見にくる観光客も多いですが、人が多く居るということを狙って、スリなどの被害が多く報告されています。必要最低限のお金と高価なガジェットなどは持ち歩かない事をオススメします。
いかがでしたか?1月にセブにいたら絶対見逃したくないイベントなので、行って見ることをお勧めしますよ!
シヌログフェスティバルが近いということもあり、初めてのシヌログ楽しむ方法や、サバイバルガイド、更に楽しめる方法を回数に分けて配信して行く予定なので、ぜひ楽しみにしててくださいね!
(MIKIO)