2014年5月17日 更新

セブ市内のスラムに住む人々の生活を見てみよう~食住生活編~

フィリピンは近年、経済成長を続け、着実に経済的に豊かになってきていますが、依然として、その恩恵を受けることなく生活を送っている人々がいます。

スラムに住むような人々は経済的・社会的に大きな影響力は持っておりませんが、ローカル文化と人々の生活を支えているのは紛れもなく彼らです。彼らと共に生活することでフィリピンの根底をなす文化や価値観を知り、フィリピン社会が抱えている問題を垣間見ることが出来ます。

今回はスラムに住む人々の生活を食事・家・トイレ・お風呂を中心に紹介します。



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町を外側から見るとこのような感じになっています。大抵スラム街は川沿いや海沿い山の斜面ゴミ収集所の近くなど、あまり人が住むのを好まない場所に形成されます。土地代が安く、無許可で家を建てても立ち退きを強制されにくいためです。ですが、その分、自然災害のリスクが高く、衛生環境も良くありません。

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スラムへの入り口は大通りに面しています。狭い場所に家が密集しているため、路地は迷路のようにで、現地の人でないと迷ってしまうほど入り組んでおります

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生活感漂う路地です。生活排水がそのまま路地に流れています。簡単な調理や洗濯もここで行います。

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スラム街にある家です。板をつなぎ合わせてできたこの家は1階と2階に分かれており、それぞれに2つ家族が住んでおります。つまり2階建ての小さな家の中に4つの家族がいることになります。1階は子どもの身長くらいの高さしかなく、大人は常に中腰になります。悪くなった場所に逐一つぎはぎしております。

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友人家族の家ですが、彼らは日中、家の中で過ごすよりも外で過ごすことが多いです。家が密集しているため窓などなく、暗く暑いため外にいます。

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家の1階内部です。写真右側の子どもたちが集まっている場所が1家族のスペース、左側がもう1家族のスペースです。木材とシートなどを合わせて作られたシンプルな家ですが、電化製品は欠かせません。どんな家でもテレビと扇風機は必需品です。特にテレビは重要な娯楽の一つです。

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畳二枚ほどの大きさに家族3人が住んでおります。

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もともと頑丈な作りにはなっていないので台風や地震はもちろん、強風などでも壊れてしまうことがあります。

しかし、壊れてしまっても再び家族で建て直すほどたくましいですが、家の場所や外観が頻繁に変わるので久しぶりに訪れると友人を見つけられません。

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食事は家で作ります。簡素な家の中にもキッチンのようなものがあり、そこでご飯を炊いたりおかずを作ったりします。この写真はフラッシュの為明るく見えますが、実際は真っ暗です。

手元にあるアルコールランプを頼りに調理します。もちろんガスなどは無いので木材やココナッツの皮で火を焚きます。簡素な木製の家の中でランプなどの火を使いますので、火事になることもあり、火事が密集しているスラムの中で起きると地域全体に広がる大惨事になります。

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調理の風景を見てみると特徴的なのはどこの家庭でも中華鍋を使っているという点です。炒めたり、茹でたり、煮たりと万能な中華鍋は使い勝手がいいようです。

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料理の時はもちろん子どもも手伝います。上の写真は小魚を水で洗い、下処理をしているところです。骨や内臓などは猫や犬が食べますので生ごみは出ません。

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朝ごはんの様子です。豚のゆで汁に醤油などの調味料を加えたソースにご飯をつけて食べます。

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プソと呼ばれるフィリピンのおにぎり的なご飯を食べています。

持ち運びが容易で、保存がきくので急な食事の時などに便利です。冷たくてかたいですが、おかずによってはプソの方が相性がいいものもあります。ちなみにこの家の玄関は左の方に見える穴です。

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食事は床に置いて大勢で食べます。フィリピンはご飯が主食になっており、少しのオカズでたくさんのお米を食べます。食べているものはドゥゴドゥゴと呼ばれる豚の血で作られた料理です。

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トイレは家にないことも多いです。トイレがない家の人々は公衆のトイレを使用しますが、子どもなどは外でしてしまうことも多いです。

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お風呂は地域共有の井戸を使います。男性はパンツ1枚、女性は服を着たまま水浴びをします。フィリピンの人々、特に井戸で水浴びをする人々は夜には浴びません。

夜の井戸水は大変冷たく、体に負担がかかるので水浴びは朝出かける前に行います。

次回は現地の人々の娯楽や仕事を紹介したいと思います!

 

(ヤス)
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