[ロックダウン中フィリピン首都マニラ] 新型コロナウィルス感染症(COVID-19) [5/8] 現在の街の様子

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フィリピンの首都メトロマニラでは2回目の延長がなされ5月15日までとなった強化されたコミュニティ隔離措置(ECQ/ Enhanced Community Quarantine)で、50日以上が過ぎました。生活に欠かせない重要な職種(Essential skeletal workforce)以外の人と、買い物や通院等以外の外出が禁止され、措置に背くと即逮捕と相変わらずとても厳しい日常となっています。

現在のところ、強化されたコミュニティ隔離措置(ECQ/ Enhanced Community Quarantine)は5/15で解除され、その後は一般的なコミュニティ隔離措置(GCQ/ General Community Quarantine)に移行する予定です。

その後は、ニューノーマル(New Normal)と呼ばれる措置に移行します。
ニューノーマルとは「今までと同じ状態には戻らず、新たな常識や措置」となり、先日の会見でドゥテルテ大統領が新型コロナウィルスCOVID-19の収束には、少なくとも2年は掛かるとの認識であったとおり、今後は新型コロナウィルスに対応する新しい基準で生活や経済活動をしていく。というような認識のことを言います。

ロックダウン中(メトロマニラ・パサイ市周辺 Pasay City)の様子

ロックダウンから7週間以上過ぎた街の様子はどう変化したでしょうか。
各州や市、バランガイ等の自治体により厳しいエリアがあるようですが、私の住むパサイ市は至って平和です。それでも各バランガイに入る際の検問、検疫は厳しく居住証明(Home Quarantine Pass)が無いと入れません。ただ買い物に行く際も市内の幹線道路などは比較的自由に動き回れます。

パサイ市 エドサ エクステンション(EDSA extension, Pasay City)

モールオブアジア(MOA/ モア)から東に向かって走った状況です。ホテル101の前あたりを走行中です。右側に見えるのがダブルドラゴンプラザビル (DoubleDragon Plaza)です。
こちらは前回掲載した写真の再現のような状態。もちろん新たに撮影した写真ですが相変わらず車両は少なめです。

パサイ市 ロハス通り(Roxas Blvd. Pasay City)

ロハス通り(Roxas Blvd.)を北向きに走行。フィリピン外務省を少し過ぎたあたり。
こちらもやはり車両は少なめです。しかし私の自宅からロハス通りが見えるのですが、5月になってからは車両の往来が明らかに増えました。

パサイ市 FBハリソン通り(F.B. Harrison St. Pasay City)

こちら今は無きフィリピン最初のショッピングモール ハリソンプラザの西隣のハリソン通りを旧ハリソンプラザの南側の信号から南に向かって撮影した様子。
こちらは明らかに人と車両とトライシクルが増えました。

この通りは比較的ローカルなエリアになるのですが、その為ローカル向けのお店が多くなります。
普段からローカルなショップとローカルの生活があり、ジプニーやトライシクルが多く走るエリアでもあります。

それでもロックダウン直後には人影も少なく閑散としていたのですが、ホーリーウィーク後に人通りが増えはじめ、5月に入るとさらに人が増えました。
いつの間にかチチャロン(フィリピンのお菓子/豚の皮の揚げたもの)、野菜や果物などを売る屋台がありました。許可があるのかどうかは聞いていませんが。

ロックダウン中のスーパーマーケット(ウォルターマート マカパガルメトロマニラ・パサイ市 W-Mall Macapagal, Pasay City)

パサイ市マカパガルにあるウォルターマート (W Mall Macapagal, Diosdedo Macapagal Blvd.)
ショッピングモールの2階や3階は相変わらず閉店中ですが、1階部分がスーパーマーケット以外にケンタッキーとS&Rのピザ店がテイクアウトのみですが、オープンしていました。
たくさんのグラブフードやフードパンダの配達員がいました。
おそらく、GCQになると2階、3階のハードウェアショップ(日本でいうホームセンター)や洋品店等がオープンするでしょう。

スーパーマーケットへの入り口付近ではソーシャル・ディスタンシング(Social Distancing:日本では社会距離戦略や空間的距離などと呼ばれる)が実施されておりますが、並んでいる人はなくすんなり店内に入場できました。以前には1時間以上の待ち時間があったのが嘘のようです。

そして店内は商品も充実。
こちらも以前の品薄の状態が嘘のようです。生鮮食料も今まで品薄か売り切れだったインスタント商品などの保存食もボトルウォーターもトイレットペーパーもお米も信じられないほどに充実。
唯一酒類がリカーバン(liquor ban)により販売禁止になっていました。

パニックバイに走っていた人々も減り、スーパーマーケットの商品も通常通りに戻っていて、とても落ち着いた様子です。

実はこの舞台裏には多くの人々の活躍があります。
医療従事者、警察や軍、またこのようなスーパーマーケットなどの店員やガードマンの方々、そして商品を届けてくれる配送業者の方々、金融機関の方々、今でも当たり前のように使える電気や水道やインターネット。その他様々なことでも取締りが厳しいといわれているメトロマニラのロックダウン中でさえ、通常と変わらない価格での商品の供給とサービスの提供。
フロントライナーの人々に心から感謝です。

Big thank you to our frontliners.

 

(SHIN)