[ロックダウン中フィリピン首都マニラ] 新型コロナウィルス感染症(COVID-19) [4/3] 現在の街の様子

456

3月12日にドゥテルテ大統領より公衆衛生警戒水準をコード・レッド・サブレベル2(最高レベル)に引き上げられ、3月16日には「強化されたコミュニティ隔離措置(Enhanced community quarantine)」により首都メトロマニラを含むルソン全域が封鎖(ロックダウン)となり、ルソン全域全住民の自宅隔離(外出禁止)、全公共交通機関の運行禁止、移動を制限するため各所に設置された検問所等、極端に少なくなった人と車両の様子をお伝えします。


ロックダウン中
(メトロマニラ・パサイ市周辺 Pasay City)の様子


パサイ市 エドサ エクステンション(EDSA extension, Pasay City) 

モールオブアジア(MOA/ モア)から東に向かって走った状況です。ホテル101の前あたりを走行中です。右側に見えるのがダブルドラゴンプラザビル (DoubleDragon Plaza)です。
通常は渋滞で何度も待たないといけない信号付近がこのとおり、ほとんど車両の走行はありません。


パサイ市 エドサ エクステンション(EDSA extension, Pasay City) )
エドサ エクステンション(EDSA extension)からEDSA通り(Epifanio De los Santos Avenue)への信号。高架はロハスブールバード (Roxas Blvd.)。正面右側に見えるのはヘリテージホテル(Heritage Hotel)。
反対車線を見ても分かるように、信号待ちの車両も2台。左に行けば日本国大使館。右に行けばバクララン教会(Baclaran Church)・バクラランマーケット(Baclaran Market)となり、普段は歩行者でごった返すこの辺りも現在の歩行者は極々まばら。
またこの車線沿いのヘリテージホテルの少し先や、右に行ったバクララン教会周辺はバスやジプニー、UVバンなどの乗り場が多くあり、通常なら道路にはみ出し、ひどい時には我先にと3車線以上はみ出して車両待ちしている人も、すべての公共交通機関の運行が禁止されている現在は当然ながら皆無。公共交通機関には電車(MRT, LRT)・バス・ジプニー・タクシー・グラブ・トライシクル・ペティキャブ等が含まれており、現実的には自身所有の車両やバイク等でのみ移動可能となっています。


パサイ市 ロハス通り
(Roxas Blvd. Pasay City)
ロハス通り(Roxas Blvd.)を北向きに走行。フィリピン外務省を少し過ぎたあたり。右手前から2つ目の茶色い建物がネットワールドホテル(Networld Hotel)。
渋滞のひどい時には同じ距離を1時間以上かかることもあるマニラの主要幹線道路の一つロハス通り。この状態ならたった5分で通過。


パラニャケ市 キリノアベニュー (Elpidio Quirino Avenue, Parañaqu)
キリノアベニュー。マニラ空港の西側で少しローカルなエリア。
通りにはそれなりに人の往来がありますが、通常よりもかなり少ない。
通る車両もかなり少なく、ここもやはり通常なら渋滞するエリアですが、現在の渋滞は皆無。


パサイ市 ロハス通り
(Roxas Blvd. Pasay City)
マニラ湾方面を平日朝08:00頃に撮影。眼下はロハス通り(Roxas Blvd. Pasay City)。車両が極端に少ないことがわかっていただけると思います。普段なら大渋滞していてもおかしくない時間帯ですが、車両が1台も無いタイミングが頻繁にあります。写真左側中段あたりにある茶色い低層の建物がマニラ世界貿易センター(WTC/ World Trade Center Metro Manila)です。このWTCの前の道路にも車両が見当たりません。
マニラの感染者が拡大しているため、医療崩壊寸前となり各病院施設が新規受付中止の発表をしている今、このWTCやフィリピン国際会議場(PICC/ Philippine International Convention Center)等が新型コロナウィルス感染者隔離施設に利用されると噂されています。

上の写真と同じアングルで平日21:00頃に撮影。
この時間でも車両が1台も映り込んでいません。現在24時間の強化されたコミュニティ隔離(Enhanced Community Quarantine)」となってはいますが、毎日20:00になるとバランガイホールから外出禁止を促すスピーカー放送が流れます。
また夜間はフィリピン軍やフィリピン警察(PNP/ Philippine National Police)の車両が多くなり、警戒態勢が強まります。またパサイ警察やバランガイポリスの見回りも強化されます。

現在、食料品や医薬品等の買い出しなどは一家庭に一人のみの外出が認められていますが、外出許可証(Home Quarantine Pass)・身分証明書等の所持を義務付けられており、検問所では各証明書や許可証の原本の所持者か、また移動の目的や移動に関する許可証などを厳重に確認されます。

検問所は、幹線道路の各州・各市の境界の他、各自治体・各バランガイの境界などに設置されており、外出禁止措置や外出許可証所持措置などに違反すると逮捕や罰金刑となったり、外国人の場合には滞在資格の剥奪、強制国外退去処分となったりする非常に厳しいものです。しかしフィリピン人でもこういった情報を知らない人も多く、現在すでに数万人規模の逮捕者や罰則者が出ているとの話もあります。

なお、現在大型ショピングモールは閉鎖、カジノなど娯楽施設は全面禁止、レストラン等は閉鎖もしくはデリバリーやテイクアウトのみ、各銀行の支店は一部閉鎖、CEBUANAやPALAWAN PAWNSHOPなどの送金所も一部店舗閉鎖やサービス縮小、コンビニは一部の店舗で閉鎖、サリサリストアも一部閉鎖(もしくは許可のあるバランガイ内のサリサリにのみに行ける)、一般企業のほとんどが閉鎖、等々多くが閉鎖され、検問や取締りも厳しいため、実際にはスーパーマーケットくらいしか行けるところがありません。

感染者の80%は無症状と言われています。知らないうちに自分が感染している可能性もあり、不用意な外出は感染を広げることにもなり兼ねません。
今、我々一人一人に出来ることは感染拡大を防ぐこと。
COVID19収束のため、どうぞ自宅待機の徹底と濃厚接触を避けるよう考えてください。
全世界の全人類が戦っているCOVID19に皆で力を合わせて打ち勝ちましょう。

(SHIN)