2014年10月7日 更新

日常的に食べられているセブの干物を見てみよう。

日本でお馴染みの「アジの干物」。魚用のグリルで焼くと朝食、昼食、夕食と、いつの食事にも合う日本の伝統的な食事ですね。昨今では干物も進化していて、都内では高級な干物が店頭のみならず通販でも大人気だそうです。大きな真鯛やキンメダイ、のどぐろ、伊勢海老まで干してしまうというから驚きです!さて、セブでも日本と同じように魚を干物にして食べる文化が浸透していますが、その違いはどこにあるのでしょうか。



冒頭で少し触れていますが、日本では干物はごく一般的なおかずとして全国的に浸透しています。アジが一番有名かと思いますがそれ意外にも、イワシなどの小さな魚から大きな真鯛などスーパーでは簡単に手に入らない魚も干物として販売されています。干物は日持ちがよく、実はその歴史は古く縄文時代からと言われています。奈良時代には献上品として干物が贈られた記録が残っているそうです。

image4(Via http://www.city.sendai.jp/ichiba/1203154_2487.html 「仙台市 旬の話題」)

 

魚を生で食べる場合と干物にしてから食べる場合の違いは、その栄養価にあります。

干物にした場合の魚に含まれる脂肪「魚脂」という成分が体に非常に良いとされており、その中でも代表的で知られているのは「DHA(ドコサヘキサエン酸)」「EPA(エイコサペンタエン酸)」です。DHAは認知症の防止など脳に良い影響を与えると言われており、EPAは血液の成分に良いとされています。

また他にも骨に良く牛乳などの成分として知られるカルシウムが多く含まれていることも知られており、日本人の骨格形成にも影響を与えたと言われる説もあります。更には肌に良いとされているコラーゲン、元気の源として有名なタウリンなども多く含まれます。

 

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(Via http://blogs.yahoo.co.jp/saito_yashiro/8243587.html 「冬の風物詩 魚の天日干し」)
セブでも干物は非常に有名です。
こちらでも小さい魚から大きな魚まで様々な種類があり、日本とは異なり小さい魚は内臓を抜かないで取ったそのままで干すケースもあるようです。

 

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セブの干物は作り方から日本と全く異なります。
干すことこそ同じですが、このサイズの魚でも開くことはせず、魚の姿そのままで干していますね。もちろん開くタイプもありますし、これよりも大きいサイズ、小さいサイズと様々です。

日本との違いとしては、どの干物も味が非常に濃いです。
これは干している時間によるもので、日本の干物が4時間程度の干し時間であるのに対し、セブのものはアバウトで、「乾燥するまで!」といったところです。

また干物は塩分の調整が味に大きな影響を与えますが、例として日本のイワシの場合、産卵期でない場合は開いて塩を薄く塗ることがよいという説がある一方、産卵期には塩水につける場合もあるようです。恐らくセブの場合は、取った魚をそのまま干しているので、表面に付着している海水の塩分と、魚の肉に含まれている塩水の割合が味に影響を与えると思われます。

これらの干物はセブで非常によく食べられており、小さな魚はビールのおつまみとして丸ごと食べられています。大きいタイプは日本と同じようにご飯のおかずとしても人気があります。日本のものと比べると干している時間が長いので匂いも強くなりますので、日本人には好き嫌いが分かれるかもしれません。

セブに住んでいる方は乳製品がなかなか取れなかったりしますので、魚から取るカルシウムは貴重な栄養源ですし、何より魚のタンパク質は肉よりも体に良いとされていますから、在住されている皆さんは習慣として取り入れてもいいかもしれませんね!

購入する場合はスーパーでも購入できますし、
ローカルマーケットにはもっと沢山の種類があります。
機会があれば是非探してみてください!

(タク)

 

 
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Taku Taku