「火から生まれた島」カミギン島旅行ガイド1 行き方と郷土料理

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フィリピンの島は7,641島

フィリピン国立地図資源情報局の発表では、新たに500以上の島が発見され現在の島の数は7,641島にも及びます。

大きく分けると3つのエリアに分けられており、最大の島はメトロマニラがあるルソン島エリアのルソン島でフィリピンの経済の中心となります。
次には日本でも有名なフィリピンの代表的なビーチエリアとなるビサヤ諸島エリア、そして「第16代フィリピン大統領ドゥテルテ」や「ボクシング6階級制覇の世界的な有名人マニーパッキャオ」の出身地でもあるミンダナオ島エリアとなります。
そして、日本人にも有名なセブ島や世界最高のビーチに何度も選出されたボラカイ島はビサヤ諸島エリア、世界最高の島に選出されたパラワン島などがあるルソン島エリア、ピンクビーチで世界的に有名なグレート・サンタ・クルス島はミンダナオ島エリアにあります。

しかし、7,641もの島があるフィリピン。日本人が知らないとても美しい島がまだまだあります。

今回はその中でもミンダナオ島エリアに属するカミギン島をご紹介していきます。

 

 

「火から生まれた島」/ The Island Born of Fire

フィリピンミンダナオ島エリアに「火から生まれた島」と呼ばれる平和な小さな島があります。
その島は、カミギン島、マンティグ島、ホワイトアイランドなどの群島からなるフィリピンで2番目に小さなカミギン州にあります。
「火から生まれた島」と呼ばれるのは、その群島を形成したのが火山の噴火によるものが始まりだからです。

Mt. Hibok Hibok

実際カミギンには環太平洋火山帯の一部のヒボクヒボク山(Mt. Hibok Hibok)・マンバジャオ山(Mt. Mambajao)・ギンシリバン山(Mt. Guinsiliban)・ティンプーン山(Mt. Timpoong)・バルカン山(Mt. Vulcan)・ウハイ山(Mt. Uhay)・トレスマリアス山(Mt. Tres Marias)と、7つの火山があります。これは、カミギンにある町の数よりも多いのです。

洋ナシの形をした火山島である「火から生まれた島」カミギン島は、ミンダナオ島の北海岸から10km離れたボホール海にあります。 総面積238平方キロメートル、東京都全体の面積2,194平方キロメートルのたった約9分の1しか無いこの小さな島に7つの火山があるとは信じられません。
しかし、火山島がゆえに特徴的な自然のたくさんの魅力を作っています。天然温泉、冷たくて純粋なソーダ温泉、巨大なアサリの聖域、水中の墓地、または沈没墓地としても知られる墓地の自然の驚異から、ヒボクヒボク山と十字架の道へのハイキングなどです。

今回はそんなカミギン島の魅力に迫ってみたいと思います。

 

カミギン島 / Camiguin island

「火から生まれた島」と呼ばれるカミギン島の7つの火山は、その独特の風景を形成し、またそれを変え続けています。

Lanzones Festival

ヒボクヒボク保護区として知られる森林保護区は、アセアン遺産公園 (ASEAN Heritage Park)にも指定されています。
歴史愛好家には、保存状態の良い先祖代々から伝わる家屋、スペイン統治時代の教会、そして島のあちこちに点在する遺産など、興味深い観光スポットが多くあります。
毎年開催されるランソネス(lanzones, langsat/ 東南アジア原産の甘い果実)祭が行われることでも有名です。

何より、ビーチ好きにとってカミギンを特別なものにしているのは、海をベースとしたアクティビティです。
この小さな島には、冒険好きな旅行者を喜ばせる数多くの滝、天然温泉、手付かずのビーチ、ダイビングスポットも隠されています。 また世界中からの旅行者を魅了し続けている神秘的な沈没墓地 (Sunken Cemetery)があります。

カミギンは、ボホール島やシキホール島などと同じくフィリピンで人気のアイランドホッピングの目的地としてのんびりとしたビーチの雰囲気を維持しています。

ボラカイ島やシャルガオ島など、他の大きな島の目的地に見られるような活気に満ちたパーティーシーンやナイトライフはないかもしれませんが、カミギン島は比較的安全で平和な時間を過ごすことができます。
初めての旅行者は手付かずの自然の景色とフィリピンの田舎特有の優しいおもてなしを楽しむことができます。

 

カミギンへの行き方

カミギン島はマンバジャオ(Mambajao)に独自のカミギン空港(Tugpahanan sa Camiguin) がありますが、セブパシフィック航空がセブ市から州への定期便を運航している唯一の民間航空会社です。

マニラから行く場合は、カガヤンデオロまたはブトゥアンシティのいずれかを経由します。

カガヤンデオロ経由

フィリピン航空とセブパシフィック航空が、マニラ、セブ、ダバオからカガヤンデオロ市のラギンディンガン空港 (Laguindingan Airport) への定期便を毎日運航しています。

ラギンディンガン空港から、シャトル (マグナムシャトルまたはLAXバン) に乗ってアゴラマーケット (Agora Market)へ行きます。
次にアゴラマーケットで、バリンゴアン (Balingoan) 行きのバスまたはバンに乗ります。(乗車時間は約2時間程度)
バリンゴアンターミナル(Balingoan Terminal)で下車し、港まで歩きます。
港から、カミギン島行のフェリーに乗ってカミギン島のベノニ港 (Benoni Port) に行きます。
カミギン島のバリンゴアン港からベノニへのフェリーは、午前5時から午後5時までほぼ毎時間出発し、所要時間は2時間です。

 

ブトゥアン経由

フィリピン航空とセブパシフィック航空が、マニラとセブからブトゥアンのバンカシ (Bancasi) にあるブトゥアン空港 (Butuan Airport) への定期便を毎日運航しています。

ブトゥアン空港から、モートレラ(バイク版小型ジプニー)、またはタクシーに乗ってバスターミナルに行き、カガヤン行きのバスに乗ります。所要時間は2時間以上になります。
バスはカミギン島行きのフェリーに乗れる港まで歩いてすぐのバリンゴアンターミナル  (Balingoan Terminal) に行きます。

 

ボホール島ジャグナ経由

スーパーシャトルフェリーは、ボホールのジャグナ(Jagna) からカミギンにサービスを提供しています。
スケジュールについては彼らのウェブサイトをご覧ください。
https://portsandferries.com/super-shuttle-ferry/

 

カミギン島で何を食べるか

ランソネス (lanzones, langsat)

ランソネス(lanzones)

カミギン島は、島で豊富に育つ甘いトロピカルフルーツである最も甘いランソネスがよく知られています。

ランソネスはカミギン島で豊富に手に入るトロピカルフルーツです。
カミギン州では、豊作に感謝するお祭りを毎年10月の第3週にランソネスフェスティバルが開催されます。

パステルデカミギン(Pastel de Camiguin)

パステルデカミギン(Pastel de Camiguin)

もう一つの地元の名物は、パステルデカミギン(Pastel de Camiguin)です。

マカプノ(Macapuno)

これは、旅行者が友人や家族のために家に持ち帰るのが好きな人気のお土産アイテムである、イエマ(yema/キャンディ)、紫芋(Ube)またはマカプノ(Macapuno)で作られたデザートパンです。

カミギンには、地元の食材を使ったユニークなスナックもあります。

キピング (Kiping)

乾燥したサツマイモを水と混ぜて揚げ、甘いカラメルココナッツソースであるラティク(latik)をまぶしたサクサクしたウエハースです。

シナギン(Sinaging)

バナナ(saba)、砂糖、挽いた米、コンデンスミルク、ココナッツをココナッツの葉を織り込んだプソ(puso)で包んだものです。

コテル(Koter)

挽いたカカオ、無糖練乳、溶き卵を混ぜたココナッツワインです。

カミギンレチョン (Lechon de Camiguin)

お肉好きな人には、フィリピンの全国各地で愛されている子豚の丸焼きレチョン(Lechon)のローカルバージョンであるカミギンレチョン (Lechon de Camiguin) を試してみたいと思うでしょう。
カミギンレチョンは、サクサクした皮に適度な量の脂肪を含む柔らかい肉で、ハーブと秘密のスパイスの風味が効いています。

シーフードその他

もっと郷土料理を食べたいなら、J&Aフィッシュペンリゾートアンドレストラン(J & A Fishpen Resort and Restaurant)で、シーフードと、マグロのグリル、カニ、パンシット、イカのアドボ、シニガンなどのフィリピン料理を楽しむことができます。
以前は養魚池だったJ&Aフィッシュペンは、最終的に旅行者向けの水上レストランに生まれ変わりました。
この場所のいいところは、食べる魚が新鮮だということです。
近くの生け簀へ釣りに行って、釣った魚を調理することもできます。

 

いかがでしょうか。
フィリピン国内でも人気が出始めており、今後は旅行客が増えてくることが予想される島です。
ボラカイ島やパラワン島とは違った魅力のあるカミギン島に訪れてみても新たな思い出が作れるのではないでしょうか。

 

(SHIN)