2017年11月25日 更新

[マニラネタ]世界で唯一の竹製オルガン、バンブーオルガンを見に行こう!

世界で唯一と言われている竹製のバンブーオルガン。約200年の歴史を持つ大変貴重なもので、この歴史の中には実はある日本人も絡んでいます。観光名所にもなっているそんなバンブーオルガンをご紹介したいと思います。

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マニラ市内の南部エリアにあるラスピニャス教会、正式にはSt. Joseph Parish Churchといい、世界で唯一と言われている竹製のオルガン「バンブーオルガン」が今も現役で活躍しています。
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観光名所ともなっているバンブーオルガン、1816年、スペイン人神父のディエゴ・セラにより製作が開始されました。自然素材をいかに長く使うのか熟慮されてきた結果、海岸の砂の中に8年間も竹を埋めて塩漬けにしたことで保存力が高まり、約200年経った今でも美しい音色を奏でることができています。
しかしながら、1800年代後半になると、度重なる地震や台風、洪水などの自然災害により、使用不能となってしまいます。
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そして、バンブーオルガンの歴史にある日本人が登場。楽譜や音楽文献、古楽器の収集家と知られ、「音楽の殿様」と称された、紀州徳川家第16代当主の徳川頼貞です。
第二次世界大戦中は第14方面軍の最高顧問としてフィリピンに約1年間の任期で派遣され、文化面を通じての宣撫活動 に従事していました。そこで、バンブーオルガンが適切に保存されていないことを憂慮し、マラカニアン宮殿の行政府長官ヴァルガスに面会してフィリピン人の手によって修理する必要性を力説。ヴァルガスは頼貞の提案に賛同し、修復へ向けて動き出しました。
1973年、バンブーオルガンはドイツに送られ完全修復され、75年にフィリピンに戻され、100年ぶりに音色を奏でることになり、今に至ります。
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バンブーオルガン復帰以降毎年2月にはバンブーオルガンフェスティバルが開催されています。地元の方々による音楽祭なのですが、このフェスティバルのチケット代はオルガン存続の費用に利用されています。一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
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場所:ラスピニャス教会
住所:1742 Quirino Ave, Las Pinas, 1742 Metro Manila
行き方:キリノアベニューを南へ直進
子供:OK



(KEI)
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kei kei