フィリピンの公用語は英語で、身近に英語を留学できることから、多くの留学生がセブなどにやってきますよね。
でもフィリピンは英語だけが言語ではありません、フィリピン語(タガログ語)、ビサヤ語、イロカノ語、イロンゴ語など、数多くの言語があり、同じフィリピンでも島々によって違う言語が使われています。
フィリピンでは英語を使っても問題はありませんが、その地域の言語で会話するほうがもちろん楽なので、英語よりもその言語が使われています。今回は少しでもビサヤ語やタガログ語を覚えておきたいという方に、少し役に立つかもしれない単語を教えようと思います!
ネタにもなるので、覚えておいて損はないと思いますよ!
まず、言葉を覚える前に少しフィリピンの言語についてお話しましょう。
フィリピンはマゼランが率いるスペイン軍がセブ島に上陸したことから歴史が始まります。それまではマレーやイスラム系の小さな国がありましたが、植民地化されたのはスペイン軍がフィリピンにやってきてからの事。
マゼランクロスを建てたことでキリスト教が布教し、言語もスペイン語が独自に変化したフィリピン語へと変わって来ました。
今のフィリピン語はスペイン語と全く違いますが、似ている部分も多くあります。フィリピンは多くの島々で出来ている国なので、一つの言語が島々に分散化されて、色々な方言やアクセント、イントネーションなどが出来上がり、一つの国にいろんな言語がある国になりました。
そんな中、フィリピンではビサヤ語とタガログ語が多く話されている事で知られている言語で、第二の公用語はタガログ語となっていますが、ビサヤ語を喋れるフィリピン人は多く占めていると言われています。
フィリピンやセブに居ると、「こんな風に話してみたいかも・・。」と思うかもしれません。でも言語は全く違うので、全て覚えるのには相当な時間が掛かりますが、今回は簡単で覚えておいても損はないタガログ語とセブアノ語をご紹介したいと思います!
簡単に使えるので、これを覚えればエセフィリピン人になれるかもしれません。フィリピン人と話している時にも使うと面白がられるので、覚えておくといいですよ!
1. ~diba(ディバ)
日本語で「〜でしょ?」という表現方法で、タガログ語、ビサヤ語でも使用されています。何か確認したい時とかに使えます。
例:)
We’re going to Ayala Mall diba? (アヤラモールに行くんでしょ?)
Class will start from 8am diba?(8時から授業始まるんでしょ?)
2. ~Oi(〜オイ)
ビサヤ語でよく使われる表現方法で、「ねぇ(hey)」に近い文で使用されることが多いです。でも意味無く文章の後に使うのも悪くありません。
例:)
I’m so hungry oi!(ねぇ、とてもお腹が減ったよ!)
Let’s go drink oi!(ねぇ、飲みに行こうよ!)
3. Salamat(サラマット)
タガログ語、ビサヤ語で使われる「ありがとう」です。文の初めで使う場合はフィリピン語の接続詞が必要になってくるので、英語と組み合わせる場合は、最後に使うといいです。文と組み合わせるだけではなく、英語同様Thank youという意味でSalamatだけを使うことも可能です。
例:)
It was great trip, Salamat!(いい旅だった。ありがとう!)
ウェイター: Here is your burger sir
自分: Salamat!
敬語のように使う場合は、タガログ語の場合「Po(ポ)」を後に付け、ビサヤ語ではSalamatの前に「Daghan(ダグハン)」を入れます。
タガログ語の場合: Salamat Po(サラマット ポ)
ビサヤ語の場合: Daghan Salamat(ダグハン サラマット)
4. Kumusta(クムスタ)
「元気?」として使われる単語です。主に文の前や久しぶりに誰かと会った時に使用されることが多いです。
例:)
友人:Hey John! Long time(やぁ、ジョン!久し振りだね)
自分: Kumusta Mike! haven’t seen you since before!(マイケル元気にしてた?しばらく会ってなかったね!)
5. Pare(Pre)(パーレ、プレ), Bai(バイ), Kuya(クヤ), Ate(アテ), Miss(ミス)
「友人」、「君」として使われる場合です。相手の名前が解らない時にその方を呼ばなくてはならない時や、自分が他人に呼ばれる時に使われる単語です。Pareは主にタガログ語で、Baiはビサヤ語で使われることが多いです。
その他のKuya,Ate,Missはどちらでも使われています。気をつけなくてはならないことはPare,Bai,Kuyaは男性を呼ぶ時、Ate,Missは女性を呼ぶときに使用されます。
例:)
道を尋ねる時:
自分:Bai(Pare/Kuya), Where is the IT park?(ねぇ君、ITパークはどこにあるの?)
相手: Just go straight and turn right bai. (真っすぐ行って右に行けばいけるよ。)
レストランでウェイター(女性)に何か頼む時。
自分: Excuse me ate(Miss), can i have a menu please?(すみませんウェイターさん、メニューを頂けますか?)
相手: Here sir.(はい。こちらです。)
6. Tara!(タラ!)
「〜しようよ!」という表現に使われます。英語で言うと「Let’s」に近い感じです。文の前に使用されることが多く、エキサイティングな時に使用すると良いでしょう。
例:)
Tara! Let’s go eat sushi!(寿司でも食べに行こうよ!)
Do you want to go swim? Tara! lets go to beach.(泳ぎたいの?じゃ海に行こうよ!)
7. Para(パラ) / Lugar(ルガール)
「ここで止めて!」と言う時に使える単語です。Paraはタガログ語、Lugarはビサヤ語で「止めて」という意味ですが、どちらを使っても通じます。
主にジプニーやタクシーを乗る時に使うといいかもしれません。文中に使うことはあまりありませんが、8番で使う表現方法の「~lang」と組み合わせて使うことも出来ます。
例:)
Para! / Para lang! / Lugar! / Lugar lang!
8. ~lang(〜ラング) / ~ra(〜ラ)
「〜だけ/〜だから」という表現方法で使える表現方法です。日本語には無いので、少し特殊ですが、使い方に慣れれば結構フィリピン語をしゃべっている様に聞こえる単語でもあります。raはlangのビサヤ形式ですが、どちらを使っても大丈夫です。
例:)
相手: Where do you want to go eat?(どこで食べたい?)
自分: McDonalds lang. / McDonalds ra. (マクドナルドでいいよ!)
相手: I heard you broke up with your girl friend. are you ok?(彼女と別れたんだって?大丈夫?)
自分: Ok lang! / Ok ra!(大丈夫たって!)
9. Lami(ラミ) / Sarap(サラップ)
「おいしい」という単語です。Lamiはビサヤ語で、Sarap(Masarap)はタガログ語で使われる場合が多いです。主に食べ物が美味しかった時に使用されることが多いですが、Sarapの場合は食べ物以外の表現、気持ちいい、気分がいい、などという用途にも使われます。
例:)
The Lechon was so Sarap!(レチョンはとても美味しかった!)
It’s so Lami!(とてもおいしい!)
10. ~ Kaayo(〜カアヨ)
ビサヤ語でよく使われる表現の一つで、「〜だよね/〜だったよ」という時に使用されます。先に紹介したlangと似ていますが、こちらはセブなどでよく使われる単語です。英文と一緒に使うのは本来間違っていますが、面白い文にもなるので、使ってみるのも悪くはないと思います。
例:)
相手: How was mactan’s weather?(マクタン島の天気はどうだった?)
自分: It was so hot kaayo!(とても暑かったよ!)
11. Oo(オオ) / Hindi(Dili)(ヒンデ/ディリ)
Ooは「はい」、Hindi(Dili)は「いいえ」で使用される単語です。Hindiはタガログ語でDiliはビサヤ語で主に使われています。Diliを更に短くした「Di」という表現方法も使われています。
例:)
相手: Do you want some chocolate?(チョコレート欲しい?)
自分: Oo!(うん!)
相手: Are you tired already?(もう疲れた?)
自分: Hindi(Dili)(まだまだ)
12. Sige(シゲ)
「良いよ!」という表現で使われる単語です。主に質問された時に「いいよ!」という時に文の前に使用することが多いです。2回組み合わせて「イイネイイネ!」と表現することも出来ます・
例:)
相手: We’re planning to go to night club, wanna join us?(ナイトクラブに行こうと思っているのだけど、君も来る?)
自分: Sige, Sige!(いいねいいね!)
相手: I would like to go check Ayala mall today.(アヤラモールに今日来たいと思っているんだけど。)
自分: Sige, wanna go this afternoon then?(いいよ。午後にする?)
いかがでしたか?他にも色々と覚えておきたい単語などはありますが、これだけ覚えておいても損はないと思います!
フィリピン語でも上手いこと英語と組み合わせることが出来るので、それも面白いことですよね。これを覚えてフィリピン人やセブの友人と遊びに行く時や、メッセージのやり時なんかは役に立つかもしれないので、使ってみてはどうですか?
(MIKIO)