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[マニラネタ]リサール公園の中にある小さな中国?

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マニラのリサール公園とは、フィリピン独立の「国民的英雄」として知られる「ホセ・リサール」が処刑された場所を後世に遺していくために作られた場所です。広大な敷地は週末になると家族連れや若者など様々な方が楽しい時間を過ごしています。今回はそのリサール公園の中に忽然と現れる不思議なエリアをご紹介します。



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リサール公園といえばマニラの市内観光では必ず訪れたい有名観光地です。独立運動の英雄であるホセ・リサールが銃殺された場所に立つモニュメントは、マニラの象徴的な場所として世界から今も多くの観光客にその歴史を伝え続けています。

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そんなリサール公園はつのブロックで分かれた縦長の公園です。その2ブロック目、真公園のちょうど真ん中あたりに突然現れるのがこの中国風の門。近くによってよく見てみると、やはりフィリピンの雰囲気は感じません。門の前には小さな小屋があり入場料10ペソ(約25円)を支払うことで門をくぐって中に入ることができます。

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門をくぐるとなんとそこには中国風の広めの庭園が広がっています。筆者は台北に何度か訪れたことがあるのですが、中正紀念堂という場所の雰囲気に少し似ています。明らかに中国を意識して作られた場所のようです。

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庭園の中央には池があり、その上に橋がかかっています。中国風の街並みにも関わらず、フィリピンの方しか見かけないという光景は少し変わっています。リサール公園自体は無料なので多くの方で賑わっているのですが、この中国風庭園は10ペソであっても入場料がかかるので人はそこまで多くありません。

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人がまばらと言える中国風庭園ですが、その分スペースがあります。ここを上手く利用してフィリピンの学生たちがダンスの練習をしていました。街中に安全かつきれいな公共スペースがなかなか見つけられないマニラ市内では、10ペソを支払ってもこのスペースを確保できたほうがよほど効率的なのでしょう。

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近くに設置されていた石板には、フィリピンと中国の友好関係が記されていました。古くからリサール公園周辺は貿易港として大きな発展を遂げており、リサール公園から1キロ程北のイントラムロスは以前川だったそうです。この周辺に中国からやってきた貿易商が住むようになり、現在もイントラムロスより更に北1キロ程のエリアはチャイナタウンのまま残っています。こうした歴史背景から小さな中国風公園が今でも残っています。フィリピンと中国の結びつきを文化と経済活動の面から感じられる場所と言えそうですね。

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柳の葉が南国の風に揺れる不思議な中国風公園は老若男女が集い、それぞれのゆったりとした時間を過ごしていました。マニラ在住の方で異国情緒を味わいたいと思った方は気軽にふらっと訪れてみてはいかがでしょうか。

(Taku)


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Taku

ライターについて:

大学時代に複数回セブを訪れ、NGOを設立しセブ島内で主に活動。卒業後は日本で教育営業職に就くが、セブの魅力に取り憑かれ現地旅行会社に転職。現在は同社のマニラ支店を立ち上げマニラに移住後、ブログ「20代の海外就職論!」や「W.W.J Project」などを通して海外で働く情報を現地から発信中。