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2016年から本格的に施工開始したセブ・バス・ラピッド・トランジットシステム(Cebu BRT)はどのような感じになるのだろう?

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近い将来、セブ島での暮らしがまた一つ暮らしやすくなりそうです。

5月9日に大統領選挙が盛り上がり、ダバオ市長のロドリゴ・ドゥテルテ氏の当選で犯罪率を下げる政策を行うと市民に確約し、今までのフィリピンの生活が良くなるのではないかとの期待が出てきています。

犯罪率を下げるだけではなくマニラなどの渋滞解消も課題になってきていますが、セブ島ではSMプライムホールディングスによる市内バス、MyBusの運行でマクタン国際空港、SMモール、SMシーサイドシティモールへのアクセスが容易になりました。

それに加えて、セブ島ではフィリピンの運輸通信省(Department of Transportation and Communication: DOTC)が合計約16キロに及ぶバス・ラピッド・トランジット(BRT)が2018年に登場する予定です。


日本では鉄道や地下鉄などが主流になっており、市民の足として多く利用しているかと思います。

フィリピンでは第二次世界大戦後にアメリカ軍が残したジープを改良し、乗り合いタクシーにしたジプニーがありますが、運賃の安さから現地の人達はタクシーよりもジプニーを毎日利用しています。

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50年ほど利用されている交通機関ですが、排気ガスによる環境の影響や乗客が好きな所で停車できることから渋滞や事故の原因になることも多いです。

日本のように鉄道や地下鉄を建設すれば良いのではないか?と思いますが、弱い地盤や未だに整備されていないインフラ、その国が持っている技術や予算の影響もあり、中々日本のように鉄道が増やすことが出来なかったりします。

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唯一運営されている鉄道はマニラ首都圏のLRT、MRTそして国鉄のみ。他にもケソン市にあるフィリピン大学エリアやタギッグ市を周回するモノレールを建設中ですが、セブ島では第二次世界大戦以降、鉄道の建設は行われていませんでした。

セブ市ではマニラのようなLRT(ライトレール)を建設する計画はあったものの、予算などの影響で白紙に。

そこで鉄道ほど大きい予算が必要なく、今あるものを上手く活用できるバス・ラピッド・トランジット(BRT)の案が出たのです。

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BRTは専用レーンや駅を用意してある事で大量に人を輸送出来るだけではなく、渋滞を軽減させることも出来ます。セブ島のように鉄道を建設するスペースがない場合などは既存の道路を使用できるので、そこに着目したのだと思います。

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このBRTの計画は2012年に出たものの、すぐに施工は行われず2016年の4月に施工が開始。現在色々なエリアで道路の拡幅工事が行われています。

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セブBRTは2018年までにはセブ市のブラカオ地区からアヤラモールを結ぶ11kmアヤラモールからタランバン地区を結ぶ6kmの2線を運行するそうです。予定されているルートは以下の通り。

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セブBRT 1線(Cebu BRT Phase 1)

  • Bulacao BRT Terminal
  • Holy Rosary School
  • Greyhound
  • San Jose Recoletos
  • F. Llamas
  • Mambaling
  • Cebu Institute of Technology
  • Salazar Institute of Technology
  • V. Rama
  • Cebu South Bus Terminal
  • Cebu Normal University
  • Uytengsu
  • Fuente Circle
  • Cebu Doctors University Hospital
  • Sacred Heart Church
  • Gorordo
  • Ayala Center Cebu

セブBRT 2線(Cebu BRT Phase 2)

  • Ayala Center Cebu
  • Luz
  • Lahug
  • Salinas Drive
  • Paradise Village Road
  • Banilad
  • Fortuna Street
  • San Carlos
  • Quezon Street
  • Talamban Mall
  • Talanban
現在の計画ではブラカオ地区からタランバン地区までしか無いので、空港などを通るルートがあれば嬉しいのですが、そのルートは現在運行中のMyBusでも十分代用できるので、あえて用意しなかったのかもしれませんね。

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セブBRTは約2.2億ドルを投資し、77台のバス、駅や交通システムなどの導入を行い、1日33万人の利用者になると予想されています。

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導入する交通システムは街の渋滞状況を把握する事でスムーズになるだけではなく、より安全な交通になっていくことが出来ます。また環境にも配慮することで、温室ガスの排出を2020年までに11万5000トン、2025年までに19万2000トン抑えるようにするそうです。

後2年かかるので最終的にはどのようになるのかまだ予測はつきませんが、新しい大統領の政策と交通機関が増えていく事でより暮らしやすいセブ島になっていくと良いですよね!

 

(MIKIO)

Source/Photos: Manila Bulletin, Wikipedia, Facebook(1,2)

Additional Photos: jan jeffrey jacinto,brownpau


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mikio

ライターについて:

マクタン島にある映像専門学校を卒業後、セブ島が好きになりそのまま滞在。既に7年目になります。セブシティにあるDreamLine Productionsという制作会社でチーフクリエイティブ・オフィサーを本業としていますが、エキサイトセブではセブシティやローカルライフを中心とした記事を書いています。