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台風からおよそ3カ月、レイテ島の今。

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甚大な被害をもたらした台風ヨランダがフィリピンに上陸してから3カ月が過ぎようとしています。台風が過ぎ去った直後は連日のように台風被害について報道され、人々の話題の中心にもなっていました。

現在ではあまりニュースなどでも報道されなくなりましたが、いったい現地の復興はどうなっているのでしょうか。先日、大きな被害のあったタクロバン市と近くの村を訪れましたのでその時の様子をお伝えします。

 



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巨大な台風がフィリピンを襲ってから3カ月が経とうとしていますが、現実問題として現地の復興はなかなか進んでいません。いたるところで建物が崩れ、木々がなぎ倒され、屋根が吹き飛ばされた後の光景を見ると容易に台風の強さを想像することができます。大木も写真のように根っこから倒れています。

 

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レイテ島の中心の街タクロバンでは人々は新たに家を建て、多くの車が行き交い、町に活気をが戻ってきています。徐々にですが、復興の道を歩み始めた様子です。治安も一時は悪化したものの現在では平穏を取り戻しているように見えます。

しかし、地方に限って言うと、復興はほとんど進んでいないといっても過言ではないでしょう。

 

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無残にも崩れてしまった家。幸いけが人などはいませんでした。

タクロバンから1時間ほどにあるこの村では台風以降、多くの援助団体が訪れましたが、現状把握や視察だけで、実際に何かしらの支援を行ってくれた団体は少ないようです。

地方の村の多くは復興から置き去りにされております。

 

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政府の援助や計画も大変遅れています。この村の教会や学校は政府の援助で修復される予定のなっていますが、未だ始まってもいません。子どもたちは簡易的なビニールの屋根の教室や屋外で勉強しています。

村の人々にとって大切な教会も現在は入れない状況ですので、お祈りが出来ません。

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村のインフラも修復されないままで、台風以降この村には電気がない状態が続いております。村に何箇所かあった水道も現在では使用できないため、村の人々は井戸の水を飲んでいます。

 

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被害の報道が過熱していた時に海外からの多額の寄付がフィリピンに届きましたが、残念ながら地方には届いていないようです。

 

道を進んでいるとユニセフやUNHCRのテントが目立ちます。家を失ったり、屋根が吹き飛ばされてしまった人々はテントで生活したり、一時的にシートなどで屋根の代りにしている状態です。住民の人々にとって、とても安らげる環境ではありません。

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地方ではもともと多くの仕事はありませんが、台風の被害で農作物やココナッツが全滅しており、村の人々は現金収入を得る機会がありません。 そのような状況ですのでUNDPが現地の人を雇い、村の人々はがれきの撤去などの仕事をして、なんとか生活をしています。

 

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このように同じ食べ物が大量に届きました。

 

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そんな苦しい生活の中でも子どもたちは笑顔を失ってはいません。

 

 

(ヤス)

 

 


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